2015年7月14日火曜日

ギターとの出会いと「松岡ギター」

ギターとの出会い



皆さんは、どういったきっかけでギターを初めてみようと思いましたか?

これから、自分の出会いときっかけを綴ってみたいと思います。

初めてギターに出会ったのは、中学校の頃でした。地方の中学校(私学)では音楽の授業にギターに触れる機会を設けていて、自分はその時にギターに初めて触りました。

しかし、小学校の頃にピアノを若干習っていたこともあり、正直あまりギターに対する興味は沸きませんでした。普通の成績を取って、普通にコードだけを覚えた感じでした。

それ以降しばらくギターに触れることはなかったのですが、30過ぎた今、何か特別な趣味を持とうと思うようになり、自分にあった趣味はなんだろうかと考えていたところでした。

小学生のころに習っていたピアノは、正直あまり上達しませんでした。ピアノの練習は面白かったのですが、肩に力が入ったりしてすぐに疲れる体質だったので、長続きしませんでした。

学生時代も過ぎ、社会に出てからも、たまにキーボードを購入して独学で練習することはありましたが、やはり、練習すればするだけ自分はピアノ(キーボード)に向いていないということがはっきり分かるようになり、ある程度続けていたキーボードをやめました。


趣味探し


それからしばらくして、自分は何も趣味のない生活を続けてきて、このままではいけないなと考え、自分に合った趣味を探そうと思うようになりました。数年、ただ仕事してぐーたらしての繰り返しでは、本当につまらないので、自分のしたいことをしようと思うようになったのです。

けれども、今まで続けていたキーボード楽器も正直しんどいし、別の方向の趣味も考えたりもしました。例えば山登りやおたくの道(ゲーム系)を模索するのもいいかなと思ったのですが、もっと「人生にうるおいを!」をコンセプトに、やっていて自分やまわりを楽しませることができる趣味にしようと考えていたら、どういうわけか楽器の世界に戻ってきてしまったわけです。しかも、その楽器がギターだったから自分でも少し驚きでした。

けれども、ギターを選んだのにはやはり理由があったのだろうと今ではそう思います。

学生時代に、学内の活動で外部からバイオリニストを招待して公演がありましたが、バイオリニストの真剣なまなざしとその奏でる音色に正直惚れ込んでしまったことがありました。

また、同じく学生時代に先輩が演奏しているクラシックギターをなんとなく聞いていて、ギターも結構面白そうだなと思ったことがあったのを思い出します。

そういった、貴重な学生時代における弦楽器との出会いが、新たな趣味として自分をギターに向かわせたのだと思います。

ふと気づいたら、自分はどのクラシックギターを選ぼうかというところまで来ていました。


購入したギターが松岡ギター



そして、クラシックギターを購入しようといろんなサイト(特にアマゾン)に当たってみましたが、クラシックギターと言っても、数千円台で購入できるものから数十万もするギターもあります。

一体どのギターが自分にあっているのか、まったくわかりませんでした。

そこで、全くの初心者とは言わないまでも、やはり初めてやる心づもりで、初心者にお奨めのギターは何かを知恵袋などで探すと、数万円の小平(こだいら)ギターや松岡(MATSUOKA)ギターが良いというのが、結構圧倒的でした。まれに鈴木ギターやタカミネギターを薦める人がいましたが、

どれが良いのか悩んでも仕方ないので、とりあえず上記の4つのメーカー(職人)に絞ってyoutubeやいろんなサイトでその音色や評価を聴いてみたりしました。

実際に演奏している弦楽器音を聞いて、直感的にこの音がいいと思ったのが松岡ギターのM-50というシリーズ?でした。また、あるブログではM40の音色のほうがM50よりも好きだというのがあったので、松岡ギターのM40やそれよりも低いナンバーで検討することにしました。

調べていくうちに知ったことですが、松岡ギターの種類を調べると結構多くて、M15, M17, M20, M30, M40, M50 と、その他にも高級ギターも取り揃えてました。

このMに続く数値は価格帯を表していて、50だと5万円になるようです。実際、カタログなどでもチェックしましたが、確かに数値は価格を表していることがわかりました。

初心者用として出せる金額は多くてもM30くらいが限界だなと思い、M30で調べましたが、すでにこのクラスのギターは発売されておらず、現在は中国に拠点を置いて、MATSUOKAのブランド品を製作しているようです。そのため、M30という型ではなく、MCと表記されているのがここ最近つくられている種類のようです。(例:MC-70S

たまたま見ていたサイトに、現在の松岡ギターは中国生産に移行して、使われている素材が以前のものではないため、品質が落ちている可能性が大いにあるという趣旨のことが書かれていたので、新品のではなく中古を買ったほうが良いのかもしれないと思うようになり、オークションサイトを覗いてみました。

するとたくさん松岡ギターが出品されていました。自分はNo.17を送料含んで1万円以下で落札しましたが、今思えば、それ以上の価値ある代物だと思いました。

このギターは1970年に製作されたもので、No.17が価格を意味しているなら当時の価格で1万7千円。

民間給与実態統計調査結果なるものが、国税庁のサイトで確認できますが、当時の年間平均給与が82万5千円です。これを12月でわると1月10万円も行かないおよそ7万円くらい。月給が7万円の時代に、1万7千円のギターとなるとやはり安くはない。

2014年のデータによれば、平均年収が442万円(大卒社員)で月収が36万くらいになるので、今の時代に換算すると、自分のギターは8.74万くらいになります。もちろん、高卒など全労働者の平均給与となるともっと下がるので、やはり5万円くらいのギターと言えるかもしれません。かなりアバウトな計算ですが。

お気に入りのギターに


松岡ギターに、新しい弦に張り替えて演奏しました。 購入したのはオーガスチンクラシックギター弦
弦がうまく巻きつけられなかったり、何度も音程調整をしたりしてかなり苦労しましたが、その苦労の甲斐もあってか、今ではお気に入りの楽器に変貌しました。

youtubeで聞いた、直感的にいいと思った音色とはどことなく違いますが、それでも自分の中では、全然これで十分にやっていけると思えるギターです。

ギターはやっぱり弦だなという評価もありますが、その弦の音を演出するのはあくまでギターですよね。なので、できるだけいい素材が使われているクラシックギターを選択するべきだと思いますし、そういう意味で松岡ギターは自分にとって良い選択だったなと思います。

中古品でありながら、意外にきれいなクラシックギターを購入できたので、本当に大切に使っていきたいと思えるようなギターです。



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